人は自分の求めるものを現実の中で手に入れ、自らを充足させて生きている。我々が生きる現実はいつも我々が望むように動いてくれるわけでなく、むしろ望むように動かないことのほうがほとんどであり、求めるものを手に入れることを困難にさせる。困難を越えて、求めるものを手に入れることを可能にするのが「意志」である。力動心理学における意志は、欲求充足の目標を定め、その達成に向けて自らのエネルギーを束ね、ベクトルを持たせ、維持し、自己内の様々な資源を使って行動することへ自らを導く自我機能を指す。この意志が第27回年次大会のテーマである。…